原田マハさんの小説


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画像は頑張って集めた原田マハさんの文庫本です(/ω\)

haradamaha.com

原田マハさんの公式サイトです。

僕は友人にマハさんの小説を紹介してもらってからすっかりトリコになってしまいました。

一番最初に読んだ小説は
<キネマの神様>
とある親子と映画のまつわる話なのですが、最初はどこにでもあるような小説だと読んでいたのですが読み進めるにつれてスリリングな展開になり最後は涙を流し、読んで良かったと思える内容でした。

この小説を機に本屋さんで毎月の僕の読書予算から原田マハさんの文庫本を探して読み進める日々が続くのです。
現在進行形です。

最近読んだ作品は
<風のマジム>
サトウキビを原料としたお酒ラム酒
そのラム酒を沖縄のサトウキビから作りたいと、派遣社員だった主人公の女性が派遣先の会社の新規事業提案プログラムに申し込むところから物語は始まります。
最後はまた泣かせてくれました。
そしてラム酒を飲みたくなり行きつけのBARに行って、
「モヒート」を飲み、オンザロックで楽しみました。

作品の紹介はありすぎてこれからのブログで書いていきます。

原田マハさんの小説のテーマとしてまず、
デビュー初期の<沖縄シリーズ>はとても沖縄の景色を美しく時には現実を生々しく描写する事によりスリリングな展開を味わわせてくれます。
映画の原作ににもなった
<カフーを待ちわびて>
が有名な作品のひとつに挙げられます。

そして
<アート小説>
原田マハさんの小説の魅力の一つとして、自身がキュレーターとして美術館で働いていた事もあり古典アートから現代アートまで幅広い作品や芸術家を小説の題材としている所です。
そして一番すごい所は絵画や陶芸作品を文で表現してしまう所なのです。

そして誰もが一度は見た事があるだろう有名な芸術家の作品を頭で想像する事をさせてくれます。

作品を見ながらスマホなどで芸術家の名前と作品を検索すると想像通りの画像が出てきます。
ホントに天才だなと思います。

僕は専らビジネス書や自己啓発書を読む事を楽しみにしていました。
はじめて小説を読んだのは村上春樹さん
<ノルウェイの森 上・下巻>
でした。
それから村上春樹さんの小説を読み漁り小説の世界にどっぷりと浸かってしまった僕はFacebookで読書レビューを上げていた友人に
「人が殺されない作品が多くて平和な小説を書く作家さんを紹介して」
とコメント欄に書くと、
原田マハの作品。全部おすすめ」
と返信がありました。

沖縄シリーズ、アートシリーズに加えて、
女性作家さんである為、女性の社会活躍を書いた小説も読み応えがあります。

そして全作品に共通するのが
<戦争反対・恒久平和
の描写です。

具体的に戦争反対!!とは書いていないのですが作品全体からにじみ出ているメッセージとして共通しているのが戦争反対と恒久平和なのです。

沖縄シリーズでも戦争前の沖縄、戦争中の沖縄、戦後の沖縄、現在の沖縄を克明に文章で描写しておりそこには戦争反対・恒久平和がメッセージとして書かれています。

アートシリーズでも僕が読んでいただきたいのが、
<暗幕のゲルニカ
です。
ゲルニカとは世界の巨匠ピカソの描いた、反戦を訴える世界で一番有名ではないかと言われる作品です。
あのヒトラー率いるナチスドイツに風刺の意味も込めて描いたと言われ、
ドイツ軍が作品の没収をしに来たり、略奪して作品を無き物にしようとしたと逸話の残る絵画です。

今僕のTwitterのヘッダーが、そのピカソが描いた<ゲルニカ>です。

まだまだ素晴らしい作品があります!!
このブログを読んでいただける皆様も是非!!
原田マハさんの作品を味わってみてください。

原田マハさんの作品の中から好きな文章を抜粋させていただきます。

国境は誰かが引いたもの
だけど世界は一つ。

この言葉に感動しました。
ひとつの世界。一つの地球。
争う事なんて何もない、助けあい時には喧嘩もしながらお互いを尊敬しながら生きて行けば争いなんて起こらない。

この短い文からここまで考えさてくれる文章力には圧倒されます。
ご完読ありがとうございました!!

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