凶器を楽器に持ち替えよう運動 その6

さて前回の続きです。
色々な課題が降りかかってきたセミファイナルまでの道のりですが、当日を迎える事になりました。
ダイヤモンドホールのリハの時間までは時間があったので僕の地元の楽器屋さんで練習をする事になりました。
1曲勝負だってのでひたすらその1曲をクリック(メトロノーム)に合わせて練習していました。
最終形態はドラムにベースは合わせギターは歌に合わせ歌はベースの音をしっかり聴いて音程をキープするというギリギリにまで余計な事を削り落としたアレンジにしました。
最後にフェードアウトっぽく終わらせて再びフェードインをするという事をPAさんに頼るのではなく自分たちで行うのでPAさんにもあらかじめアレンジが変わったのでテレコで録音した音源を送ってフェードアウトしても進行は終わらせないで欲しいとお願いをしました。
本来ならばアウトなことかもしれませんがYAMAHAの担当の方に連絡を取った所、そっちのほうが分かりやすいからスタジオ音源で良いので送って欲しいと言われました。
さてスタジオ練習も終わりダイヤモンドホールに向かう事にしました。
電車の中では皆もう無言。
緊張しまくっていました。僕も喉が冬なのにカラカラに乾いてアクエリアスを1リットル程会場に着くまでは飲んでいました。
もうそのおかげで会場に着いてからトイレに行きたくて何度も往復する事になって、ドラマや漫画を見ているみたいになって凄く自分が自分を客観視できるようになっていました。
衣装も基本的には変えませんでしたが何故か<サイバー>というワードにハマってしまいその頃流行っていた、キャットアイだとかいう形の黄色のレンズのサングラスをかけていました。
普段僕は眼鏡をかけているのですがその上からサングラスをするというW眼鏡構造で出る事にしました。
メンバーからは落ちたらそれはそれで美味しいと行くことになり作戦はせいこうしました。
リハも滞りなく終わり後は本番を待つだけとういう状態になりました。
僕達はまだ16歳になったばかりで、周りの子達は20歳前の人達ばかりで年れマウントを取られたり、どこのライブハウスでやってんの?
とか聞かれたりりました。
おどおどしながら答えてると、いつも行っている楽器屋さんのお兄さんが来ているではありませんか!!
「どうしたんですか??」
と聞くと
「僕たちのバンドも準優勝だから出れたんだよ!!」
と教えてくれて凄く安心しました。

そしてとうとう本番!!
開会式が行われ出演バンドが呼ばれたらプラカードを持って会場へ行くという事でした。出演順とは逆に呼ばれるとの事だったのでテーマはク―ルに行こう!!
と言うことで1回この会場で優勝した事のあるテイで行こうと、要するに演じて行こうと決めて会場に出る事にしました。

見事成功!!
何とか存在感を見せて演奏を待つことにしました。
さぁ本番がやってきました!!
演奏はどうなったのか?
結果はどうなったのか?
続きは明日!!

ご完読ありがとうございました。

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