凶器を楽器に持ち替えよう運動 その14

今回は…名古屋の壁…をテーマに書いていきます!!
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さてLIVEハウスのレギュラー審査の結果、粗削りだけど伸びしろがある。
N君のシンガーソングライターとしての腕も買われました。
しかし演奏人には厳しい評価が…
T市ではその演奏とアレンジで通用したかもしれないけど、はっきりいって今回の採用はN君の歌声と曲で合格とします。
とはっきり言われました。

しかし僕らは何を勘違いしていたのかその場でこのライブハウスに出るのは東京進出への足掛かりとして考えているので、そんなに長く出るつもりもありません。

と何故か喧嘩腰になってしまいました。
たぶん演奏面を否定された悔しさから苦し紛れに出た言葉です。

担当者も笑いながら
今の時代何処でやっても変わらないからホームは名古屋にして東京、大阪をまずは攻めてみたら?
とアドバイスをされ、まんまとライブハウス側の言い分に乗せられてしまいました。

そして取り敢えずその日はお酒抜きの打ち上げをして、それぞれ感想を言い合いました。
やっぱりステージに立って認めてもらうには心の底からクリーンな生き方と、お客さんに対しての対応をしっかりする事。

演奏面では当時のドラムのH君とVoのN君が高校の時からの同級生というのみでバンドをやっていてN君が求めているドラムの技術にはとうてい及んでいませんでした。

ライブをやった後にライブハウスの担当に言われたことは、
「ドラムがはっきり言ってド素人。」
これが本日のピークでした。
なんとN君が打ち上げの後僕に電話をしてきて、
「俺がHを辞めさせるから2人でバンドやろう。」
と言われました。

N君に認めてもらった優越感から何も考えずH君の処遇は任せてしまいました。
後からH君にこれでもかっていう位怒られました。
「何で一緒にメジャー目指すって言ったのにNを止めなかったの?裏切り行為だね。」
と言われましたが誰に何と言われようと僕たちはメジャーデビューをするという目標一点に絞った活動をしていく事になります。
当時は…
初めてのレギュラーライブはシーケンサーを使ってドラムマシンとキーボードとピアノを入れたアレンジで少しPUNKっぽくアレンジをしました。

それが僕たちは知らなかったのですが
カーターUSAというバンドに似ていて新しいね!!
と褒められました。

しかしN君が慣れないベースを弾きながら歌う体制は僕たちにとっては武器であるN君の歌声に支障が出ると判断して、遊びでやっていたパーマネントのバンドの後輩ベースのY君を誘ってみました。

耳コピが出来る子なので直ぐに曲も覚えてくれて次のライブも取り敢えず助っ人として参加してくれる事になりました。

そしてそのライブでライブハウスのあの怖い社長が一言ヒントをくれました。
あとは君たちはドラムを助っ人でもいいからとにかくBANDを作りなさい。と言われました。
今のドラムマシンを新しいパートだと考えてドラムとシンクロさせてはどうか?
と言われたのですが僕達には全然理解できないレベルの話でした。

当時東京でドラゴンアッシュというバンドが旋風を巻き起こしているという噂を聴きました。
しかもVoは俳優の息子だと…
ライブハウスの社長はこのバンドがデジタルとアナログを融合させているとドラゴンアッシュが活動しているライブハウスから情報をもらい既に鑑賞済みだったのです。

それを理解できていない僕達のグダグダっぷりがここから発揮されます…
次回は、バンドを作ってみたけれど…
をテーマに書かせてもらいます!!

ご完読ありがとうございました!!