燃え尽き症候群になったあなたへ伝えたい事

新人介護職員さんに読んでほしい記事です。
この記事を読むことによって、いち早く先輩職員さんとの人間関係が構築されます。
この記事は教科書や参考書に載っていない、リアルな老人施設介護の内容を新人職員さんに出来るだけ分かりやすく言語化して記事にしています。
Twitterをやっています。フォローしていただけると泣いて喜びます。

twitter.com

燃え尽き症候群とは読んで字のごとく介護職員として働き、身も心も情熱も燃え尽きてしまい、心身に力が入らくなる事を言います。
一流アスリートや、芸能人の人も燃え尽き症候群だったとカミングアウトされる事が多くなってきたように感じます。
昨今の生活の様式が昭和から平成から令和へと変わって行くにつれ、情報の多さや処理速度(認識速度を速めないといけない事)メディアの多チャンネル化、あまりにも全時代と比べて求められる事が多くなりました。
アイドルグループなどに所属している方を例にしてみると、SNSで自己のブランディングを行い、私生活を知られることなく仕事以外では過ごさないといけない、昔はテレビ、ラジオ、舞台、雑誌などの媒体にて自己のPR活動を行えていましたが、SNSの時代に移り変わり自分からTwitterYouTube、インスタなどへの投稿をしないといけない時代になりました。
大きい事務所などはブランディング戦略を専門に扱っている部門もある事でしょう。
しかし大所帯のメンバーの中でも抜きん出て人気のあるメンバー数名をカバーするので精一杯だと思います。
なので自己PRを自己にて行える事こそが、この令和の時代でバズる要素になってきています。
自己発信能力こそが今の時代に求められている事だと様々なSNSやニュースをみて感じられるのであります。
それでは介護職員もアイドルグループの活動に似たような所が多々あります。
介護の仕事は多職種連携のチームワークによって利用者と家族のニーズをくみとり、施設の仕事に転嫁させていかにといけません。
チーム(施設のフロアやユニット)としての信用も大切ですが、利用者個人との信頼関係(ラポール)を築いていかなくてはなりません。
そして利用者の安全を見守りながら、環境整備や洗濯物を出したり、取り込んだり、たたんで各居室に返したりとその他にも、入浴介助や入浴の際の着脱など書き出したらキリがありません。
職員それぞれの得意分野があると思います、しかし得意分野ばかりを業務にする事はできません。
マルチに何でもできるようになることを運営側は求めてきます。
マルチタスクをこなしていかねばならないのが現状の介護現場ではないでしょうか?
そしてフロアには一人。お風呂も一人で個浴に対応など、とてつもない人員配置の法律というのか取り決めがあり、実際何人もの職員が燃え尽き症候群を発症して辞めていくのを目の当たりにしました。
燃え尽き症候群が発生するきっかけは、新人職員さんの場合は看取りの利用者の介護が終わった時、先輩職員や上司から理不尽な事を決めつけで言われた時。
アイドルグループに所属して燃え尽き症候群になる人と同じような理由です。
何をどう努力しても周りから認められない、どうしたら良いか分からなくなり、これ以上頑張れない。
承認欲求が強いという問題ではなく、
「Aさんは色々やってくれるけど、あなたはなぜできないの?しっかり仕事の事勉強してる?」
など後輩職員に対して上から話してくる人がいるのも事実です。
そのような過度のプレッシャーにさらされる事で、家に帰っても食事を摂る事が出来なくなり、腸の具合が悪くなり下痢を繰り返したり、仕事の事を考えてしまい睡眠もとれなくなり、しまいには布団から出ようとすると過呼吸や動機が発生して立てなくなり…
そのまま休職や退職する事になってしまうのです。

僕もカミングアウトします、燃え尽き症候群になって休職をして復職をして退職して、新しい介護施設に入って再び燃え尽き症候群を発症してと3度以上繰り返しています。
僕は燃え尽き症候群との診断は精神科や心療内科の医師の診断により、うつ状態にあるや、適応障害と同時に診断される事がありました。
1回目の燃え尽き症候群はまだ介護職員になる前に大自動車会社の部品下請けの工場で働いていた時に発症しました。

毎日5:00起床、6:00から工場にてボイラーのスイッチを入れてラインの暖気運転をスタート、昼食休憩は30分で、その後愛知県の工場から取引先の三重県の工場や岐阜県の工場に製品の納品と、新しく加工する製品をトラックに積んで帰ってきます。
製品管理の仕事も兼ねていたので製品が大自動車工場の規格に合っているかをチェックして、次の日のトラック便で持って行ってもらうようにカンバンというものを箱に付け、既定の箱に既定の数を写真通りに入れてパレットというフォークリフトで運びやすいように作られている木の板や、プラスチックの板に乗せて、自社独自のトラック運転手に向けてのカンバンを取り付け
ます。
ここまでの仕事でだいたい18:00を過ぎます。
ラインの稼働状況を見ながらライン設備の保全業務を行います。
ライン作業者からでた不良品の内容などを聞いたり、メモ書きしてくれてある物を見ながらラインのどの部分で異常が発生しているか予測を立て、センサーなどの機器が正常に機能しているか確認をします。
ここまでの仕事で22:00を過ぎます。
それから、各取引先様から来たメールを確認して画僧を撮ったりして返信をしていきます。
必ずその日に来たメールは日をまたがないように24:00までに返信を済ませます。
そしてラインの電源を順番に落としていき、ボイラーのスイッチを落として1:00には帰宅します。
その時は結婚もしており、妻には18:00頃トイレに入りメールをしていました。
「今日も24:00超えそうなので、先に夕飯済ませて寝ててください。洗い物は僕がやるので明日の仕事用のお茶だけ沸かしてもらっても良い?おやすみなさい。」
といった生活が2年続きました。
転職をする際に家から近い、その工場の幹部候補という事で採用されました。
異業種への転職なのでOJTの期間があるのかなと思いきや、前任者が急に辞めてしまったので、初日いきなり地図を見せられ取引先に社長と名刺を持っていき挨拶周りをしました。
お互いに名刺交換をして、次の日から納品や出庫やメール対応を任されました。前残業とあと残業で残業代もかなり多くとても金銭的には豊かでした。
しかし2年後、過度のプレッシャーにさらされる事で、家に帰っても食事を摂る事が出来なくなり、腸の具合が悪くなり下痢を繰り返したり、仕事の事を考えてしまい睡眠もとれなくなり、しまいには布団から出ようとすると過呼吸や動機が発生して立てなくなり…
燃え尽き症候群からの適応障害自律神経失調症うつ病と診断されました。
妻とは仕事ですれ違いが続き、僕が精神疾患になったのを見て離婚を切り出されました。
僕には断る気力もなく、そのまま離婚しました。

しばらく実家で療養して、次の仕事探そうかと精神科の主治医と意見を交わしていた時に、母が介護助手として働く病院が母体の老人保健施設で働く事になりました。
そこで働き始め3か月もしない内に、うつ病は完解しました。
自分でも不思議なほどあっさりと完解してしまってので理由を考えると、僕の初めての老人介護をする事になった施設の取り決めが、以前働いていた工場よりも身体の負担も、心の負担も少なく、職員で助け合い定時で仕事を終わらせて帰るという毎日を過ごしていました。
そういう所から少しずつ眠れるようになり、翌日利用者や職員に合うのが楽しみで、適度な疲れから睡眠の質も良くなり、夜勤も出来るようになってから資格を取る勉強もして生活に希望が持てるようになったのです。

今、燃え尽き症候群うつ病になって休職されている人、退職奨励されている人はまず自分の身を守ってください。
生きていれば絶対いい事あります。
判断能力がないと思うならば、仕事場との窓口を家族や知人にしてもらいましょう。
一番気になるのが生活費の事だと思います。
健康保険に入り、雇用保険を支払っていれば3日以上休養する診断書が出ていれば4日目から傷病手当の申請を行う事でお給料の6割ほどのお金をいただくことができます。
自分の保険証を見て、その保険証に書いてある○○保険協会と傷病手当申請の仕方を見るとだいたいPDF方式で申請書がダウンロードできるようになっていますので、ご自宅にプリンターがあればプリントアウトをして、プリンターが無ければスマホプリントスマッシュというアプリを取得し、各ストレージからプリントスマッシュにデータを移しコンビニ(セブンイレブン、ファミマ、ローソン)のコピー機にプリントスマッシュが対応しているので、コピー機の指示通りに進んでいけば、プリンターが無くてもコンビニで気楽にプリントアウトする事が出来ます。
全国健保という健康保険の団体は全国健康保険協会、傷病手当と検索すると傷病手当の最新の申請用紙がダウンロードできます。
最新の申請書はスキャナで申請用紙の読み取りを行えるようになっているとの事で、申請から書類の確認後、入金までの期間が前よりも効率良く行えるとの事で新しい様式の申請用紙で申請していただきたいとホームページに載っていました。
参考までにリンクを貼っておきます。
全国健康保険協会・傷病手当申請用紙 ←ここをクリックするとホームページに飛べます。

とにかく燃え尽き症候群うつ病と診断されたら診断書を書いていただき、職場にFAXやスキャンや画像撮影してメールで送信しましょう。
それから職場の人と連絡を取り合いましょう。
ご自身の判断能力が低下していると自覚されている場合は、職場に言いくるめられてしまう場合も可能性として十分にあり得ます。
なので家族や友人、知人に代理人となってもらい職場と話し合いをしてください。
職場の窓口担当者も一人に絞ってもらいましょう。
そうしないと必要事項を何度も最初から説明する事になります。
話すのが困難であれば、メールや手紙に状態を書いて郵送するのも一つの手段です。
現在の自分の状態を知ってもらうためにも、なるべく早めに職場の人と連絡を取り合いましょう。
その後の連絡は、精神科などの受診が終わった後などに、まだ休養が必要との事で診断書が出たのでFAXかメールをします。
というくらいの連絡で細々とこちら側から連絡は復職できるような状態になるまではしない方が良いと思います。
復職の際は、自分の仕事の条件と希望をはっきり伝える事が大切です。
精神科や心療内科で復職に向けてリワークプログラムというものを紹介してくれるクリニックや病院もあります。
自分事を客観的に見て、仕事が嫌になる時や、人に対して怒りが沸いてきた時の対処法などをグループで話し合ったり、自分の意見を述べたり、聞いたり人間関係の再構築など復職に向けてサポートしてくれるプログラムをリワークと言います。
心理学や脳トレなどを行い活動意欲を高める効果もあります。
仕事からくる心身の不調の多くは人間関係の崩壊が原因という事も、僕が実際にリワークプログラムに参加して僕を含めプログラムに参加されている皆さんの話を聞いて実感しました。
最初は傷の舐め合いは嫌だなと思っていたのですが、精神疾患の専門家の先生方が組んだプログラムを体験する事によって、自分だけの意見にとらわれることなく様々な意見を聞いたり、知識を得る事が出来るので復職に向けての意欲がリワークプログラムに参加せずに復職していた頃と、参加してから復職した時は復職交渉期から自分の意見をいう事ができて、職場も受け入れてくれました。
精神科や心療内科で行われるリワークプログラムは、急性期~回復期~復職交渉期~復職へと繋げていく事に重点を置いています。
特に急性期~回復期~復職交渉期にまでが一番しんどいですが、心身の体力を付けていくという面からも、
「仕事場というどうしても嫌な所に最低8時間はいないと帰れない所に居なといけないような体力と精神力を付ける」
こういう考えを元にリワークプログラムは考えられているのだそうです。

燃え尽き症候群と向き合っている方は、ここまでの文章を読むのもしんどかったと思います。
いつの日かこの文章がスラスラと読めて、理解できるようになってきたら回復期まで来ていると思います。
回復期の判断基準として、文庫本400ページ程を読めるかどうかを基準にしている精神科専門医師もいると聞きます。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
共に幸せになるために生きていきましょう。

トイレ介助とオムツ交換のコツ 03

新人介護職員さんに読んでほしい記事です。
このブログを読むことによって、いち早く先輩職員さんとの人間関係が構築されます。
この記事は教科書や参考書に載っていない、リアルな老人施設介護の内容を新人職員さんに出来るだけ分かりやすく言語化して記事にしています。
Twitterをやっています。フォローしていただけると泣いて喜びます。

twitter.com




前回のトイレ介助とオムツ交換のコツの第3弾となります。
今回はよくある質問と回答集を記事にしていきます。

よくある質問
Q1. 
オムツ交換時に便が出ていました。焦ってしまい介助に時間がかかります。どのような対応をすれば良いですか?
A1. 
これは新人介護職員によくある事なのですが、教えていただける先輩が段取りまでを教えてくれる先輩と、オムツ交換だけを教えてくれる先輩がいる事を周知しましょう。
ここの質問の要点は、僕の予想では段取りがしっかり出来ていないために焦りが生じて時間がかかってしまう。
こういう結論に達しました。
オムツ交換時における段取りとは?
用意しておく物と言い換える事が出来ます。
・おしり拭き(おしりふきシート、下用タオル)
・陰洗ボトル(もちろん微温湯が入った物)
・ディスポ手袋を2枚以上重ね付け
・交換用パッド
・指定された塗り薬(亜鉛化軟膏、ワセリンなど)
まずこれだけ用意しておけば、よほどの下痢便や水様便には対応ができます。
オムツ交換の手順はYouTubeに多々情報が載っていますそれを見てコツをつかみ取りましょう。
1個の動画だけを見るのではなく2個以上の動画を見る事でポイントが見えてきます。そのポイントを実際にオムツ介助する際に実践しましょう。
利用者は自分のスキルアップにも協力してくださるのですから本当にありがたい存在です。日々感謝の気持ちを込めて接するようにしましょう。

Q2.尿色が濃い黄色やオレンジ色でした。看護師に知らせた方が良いですか?
A2.  これは非常に観察ができており良い質問です。
すぐに看護師に報告しましょう。においが充満しないように袋に入れてパッドを確認してもらいましょう。タブレット端末の画像だけでは尿の質感が分からない事もあるので、必ず看護師にパッドを確認してもらいましょう。
尿色が濃い場合は服用している薬の影響の他、水分不足、腎臓系統の異常が見られた時に血尿となってサインを尿に出します。
膀胱炎の際も血尿が出る事があります。
尿の異常が発見された時は、バイタル4点(血圧、脈拍、体温、酸素飽和度)を測定しましょう。
発熱温度が高い場合は、腎盂炎の可能性も考えられます。
尿や便の状態に異常が見られた場合は必ず看護師に報告をして指示を仰ぎましょう。記録も忘れずに残しましょう。
記録の際の基本は、いつ、どこで、だれが、何を、どうしたか?を基本に書いていきましょう。

Q3.  便が真っ黒や濃い緑の便で、便臭も生臭い臭いがします。何か異常がありますか?
A1. はい。便の色やにおいや形状を観察できている証ですね。
便が真っ黒の時に考えられる症状や状態は以下の通りです。
マグネシウムを緑茶で服用してしまった場合に量によって濃い緑色の便や真っ黒の便が出ます。
真っ黒の便の事をコールタール状の便という事もあります。
・鉄分の入った薬を飲むことで便は黒くなります。ですが、においがいつもよりも血なまぐさいなどの異常が見られた時は、看護師に報告しましょう。

Q1~Q3で統一されているのは、尿や便状態を確認する事と、異常があれば看護師に報告する事です。
尿や便の状態は身体の異常を知らせてくれるサインです。
オムツ交換の際は見逃さないように尿と便の状態を確認しましょう。

トイレ介助も同じくですが、オムツ交換の際は利用者の皮膚状態を確認できる時間でもあります。
お尻(臀部)や太もも、背中、お腹周囲などに、発赤や、できものが出ている場合も看護師に報告しましょう。
看護師に報告する際は、具体的にどのような状態であるかを観察しできる限り、タブレット端末などに画像を保存するようにしましょう。
皮膚トラブルはお風呂での観察が一番ですが、排泄介助の時も確認できる皮膚トラブルは上記に上げた部分です。毎日行う排泄介助でいつもの状態を知り、いつもと違う状態の事を異常と言います。
異常を発見した場合は、看護師に報告するとともに、現場の介護職とも情報の共有を忘れずに行うようにする事が必要です。

Q4.トイレ介助やパッド効果の時にお腹や背中にブツブツがあります。よく見ると全身にブツブツが見えます。蕁麻疹などの症状でしょうか?

A1. はい。蕁麻疹の可能性もありますが、ブツブツが全身に拡がっているという事は、疥癬という皮膚疾患の可能性が高いです。
疥癬は瞬く間に、他利用者に感染してしまいます。
看護師に連絡を行い、指示に従い行動しましょう。
疥癬について大まかに説明します。
疥癬はヒゼンダニ(疥癬虫、Sarcoptes scabiei)が皮膚の最外層である角質層に寄生し、人から人へ感染する疾患である。非常に多数のダニの寄生が認められる角化型疥癬(痂皮型疥癬)と、少数寄生であるが激しい痒みを伴う普通の疥癬(通常疥癬)とがある。
近年わが国では病院、高齢者施設、養護施設などで集団発生の事例が増加しており、疥癬感染防止対策マニュアルの作成が行われているが、予防、治療法などに混乱があり、医療および介護関係者の間で問題となっている。
国立感染症研究所の冒頭のを抜粋させていただきました>
僕も施設で集団感染が起こり治癒までの経験があります。
疥癬はあっという間に感染が拡がり、激しいかゆみを訴えられたり、かゆみを訴えられない認知症の方、身体の抵抗力が弱まっている方は、全身衰弱が起こり、入院されてしまう利用者もいました。
きっかけは隣の市の老健で出た疥癬がデイサービスやデイケアの人達に感染して、デイサービスとショートステイを利用する利用者がショートステイを利用した事により、僕のいた施設で爆発的に疥癬が拡がりました。
介護職のできる事は、シーツを毎日ホコリを飛散させないようにたたんで交換する事と、かゆみや痛みに寄り添う事です。
疥癬患者は入浴の際に一番最後に入浴をしてもらうなど他の非感染者に感染させないという行動が必要です。

疥癬患者が直接触れた寝具類は50℃以上のお湯に10分 以上浸すか、大型の乾燥機で20−30分処理すれば、全てのダニを殺すことが可能である。
国立感染症研究所疥癬に対する文献より抜粋>
リンクを貼っておきますので疥癬の勉強をしておくことによって発生時に、どのような対応を取ればよいか理解する事で、疥癬感染者を少なくする事が出来ますので是非リンクを踏んで疥癬の知識も得てください。
国立感染症研究所リンク

今回はQ&A方式での記事となりましたが、どんどんこの記事でQ&Aを取り入れていきたいと思います。
この記事を読んでいただいた方はこの記事を拡散していただく事で私のモチベーションも上がるので是非ご協力お願いいたします。
ご完読ありがとうございました。

トイレ介助とオムツ交換のコツ 02

新人介護職員さんに読んでほしいブログです。
この記事を読むことによって、いち早く先輩職員さんとの人間関係が構築されます。
この記事は教科書や参考書に載っていない、リアルな老人施設介護の内容を新人職員さんに出来るだけ分かりやすく言語化して記事にしています。
Twitterをやっています。フォローしていただけると泣いて喜びます。

twitter.com



今回はトイレ介助とオムツ交換のコツ 01の続編として記事を書いていきます。

リハパンオムツの選択方法ですがツイッターでこうつぶやきました。
僕は小学生4年の時に盲腸の手術をしました 腹膜炎も併発していたので排泄は3日ほどはベッド上でした 尿器に排尿するのも初めはできなくて苦労しました 便はチリ取りみたいなやつを腰部から突っ込まれました 当然できません その経験からオムツは最終手段として介護職で働いています

上記のように自分の思いをトイレ介助にアウトプットするようにしています。

トイレ介助で身体が重い事や立位保持が難しい利用者や、抵抗や拒否が強い利用者に対して、オムツを当てて時間を見てオムツ交換すればいいや。
上記のような老人介護施設を多々経験してきました。

僕は勤続年数が少なく、色々な介護現場で技術や考えを学びたいという考えから長くて5年位で違う介護施設に転職しています。
最終的に今の施設の考え方が好きなので、働ける限り介護現場で働かしていただき、身体が言う事を聞かなくなったら生活相談員として働かせていただくことを事を施設幹部と話し合い合意に至り、現在に至り職務を遂行しています。

トイレ介助の際、拒否や抵抗が強い利用者は認知症の利用者に多い傾向があるので、なぜトイレに行きたくないのか?トイレに来てくださるような案内は適切にできているか?などをアセスメントとモニタリングを行い実践しています。

身体が重く、立位困難な利用者への対応としては看護師、理学療法士など様々な意見やアドバイスを元にアセスメントとモニタリングを行い、同担ユニットの職員と介助技術を学び、実行していく事でトイレ介助継続に向けて取り組んでいます。

オムツを利用するにあたってアセスメントとモニタリングをした結果、多い理由として
・立位保持が非常に困難である
・トイレ介助を行う事によって体力を消耗し、生活に支障が出る
・座位保持も難しくリクライニング式の車いすを使用している。
・看取り対応になり本人にトイレ介助を行う事によって苦痛を与えることなく穏やかな生活をしていただく
・夜間のみトイレ介助が睡眠の妨げになる場合、多職種合意のもとオムツ対応とする
という結果にたどり着いた利用者をオムツ対応としています。

オムツゼロの考え方について
よく話題になるのがオムツゼロを達成した施設の内情の悲惨さをTwitterで見かける事です。
常にズボンと下着が汚染してしまい、トイレ介助の度に交換しなくてはいけない。
床が尿まみれで尿臭もきつ過ぎる。
など他にもオムツゼロを行ったことによる介護職員への負担は大きくなっていると理解しています。
完全に事業所主体の利用者の尊厳を無視した対応であり、虐待行為に抵触してしまうのでは?
といったツイートを拝見します。
僕の考え方は
・その利用者に合った対応でいい。
・オムツは基本的に最終的な段階で使えばいい
・トイレにて排泄する事は利用者の尊厳を守ると共に身体機能維持にも効果があります。



オムツ対応になった利用者のオムツのサイズは利用者の身体のサイズに合ったオムツを選択する事が必要になります。
尿漏れや、便もれがある利用者はオムツのサイズが合っていないという事が多くみられ、更にオムツの機能にあったオムツの装着がされていない事が原因という事もあります。
パッドの性能や機能や、その利用者あった尿を含む量のパッドがあてられているかいるかをアセスメンとする必要があります。
基本としてオムツもパッドもギャザーをしっかり立てる事が尿漏れを防ぐコツになります。
使用するオムツやパッドの袋に推奨する使用に仕方が必ず書いてあるので使用方法を守りましょう。

時々あるのが2枚あてを行い、上のパッドを破ってしたのパッドにも吸い込んでもらおうとする行為をする職員がいますが、尿がが逆流してしまい、尿道炎や膀胱炎などになるリスクが上がる危険な行為なので絶対に真似しないようにしましょう。
利用者に何かあってからでは手遅れです。
介護の基本として介助の一つずつが利用者の命と連結されている事を理解しながら様々な介助を行いましょう。

オムツいじりのある利用者はオムツの当て方やパッド交換の時間が適切か、パッド交換後しっかり陰部を清拭しているか、オムツかぶれなどの皮膚トラブルがないかなどをアセスメントしていきます。
オムツいじり、弄便<(ろうべん)便いじりの事>をしてしまう利用者に関しては何故オムツを外してしまうのか?何故便いじりをしてしまうのか?を職員で話し合い対応を考えていきます。
老人介護施設ではオムツ採用の際に、便いじりやオムツ外しがな良いようにミトンを手に付けたり、手をベッド柵策などにつなぐ拘束用具を使ったり、つなぎ服を着せたりする事を基本的には禁止しています。
例外として<高齢者虐待防止の基本>といった厚生労働省がまとめた指針において、上記のような拘束用具やつなぎ服やミトンの装着が認められています。
このような事をする場合は事業所を管轄する自治体に届け出る事と、家族に説明をした上での同意文書にサインをしていただく事がが必須条件となります。
更に1週間毎に緊急やむを得ない身体拘束に関する経過観察・再検討記録をカンファレンスで話し合い議事録を残し事業所を管轄する自治体に報告義務が生じます。
このような手続きを踏まずに上記のような、つなぎ服,ミトン装着などは虐待行為にあたるので、最終手段として使用してください。
これを見逃したり、無視したりする事も虐待行為になります。
「そんな事、現場見ないで言わないでくれ」
「だったら、あんたやってみろ」
と言われた事も多々ありますが、正当な手続きをして上で使用する事は認められていますので、全く使ってはいけないと間違った認識で捉えないでもらいたいのが本心です。

更に拘束具などを使用する宣言を自治体に宣言した場合には1日5単位の減算処分があります。
減算処分があるという事は施設に入ってくる助成金などが少なくなり、我々介護職員のお給料、生活に響いてきます。
虐待行為を自治体に届けなかった場合は、厚労省からの緊急監査が入り新規利用者の受け入れを禁止される他、事業所の運営許可も取り消される案件が過去何件も発生しています。
この不正案件が発生・発覚する時は利用者が家族に訴える、家族との面会で不可解な内出血が手首などに見られるといった状況になった時が最も多いでしょう。
更に言えば、このような虐待行為を見ていられなくなり内部告発や辞めていった職員が労基署や自治体に訴え出る事によって発覚する事も多々あります。
転職する際も虐待行為など利用者に対して不正を行っていた施設は報道などで事業所の名前がでてしまいます。
このような虐待行為を行った施設から応募してきた職員の多くが、他の施設に転職する際に不利益をこうむる事は少なくありません

オムツ対応の利用者の取り決めなどをする際は、
必ずこの<高齢者虐待防止の基本>を理解した上でオムツ対応に切り替えていく事が必要です。
御家族に拘束具を使用する説明と同意所には以下のような説明と文章を記載す事が必須です。
利用者本人又は、他の利用者等の生命、又は身体が危険にさらされる可能性が著しく高い

身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する看護・介護方法がない

身体拘束その他の行動制限が一時的である

以下に高齢者虐待防止の基本の代表的な5つの項目を記載しています。
知らなかったでは済まない情報なので読んで理解をしてください。
高齢者虐待防止の基本
身体的虐待:高齢者の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴力を加えること。

介護・世話の放棄・放任:高齢者を衰弱させるような著しい減食、長時間の放置、養護者 以外の同居人による虐待行為の放置など、養護を著しく怠ること。

心理的虐待:高齢者に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応その他の高齢者に著しい 心理的外傷を与える言動を行うこと。

性的虐待 :高齢者にわいせつな行為をすること又は高齢者をしてわいせつな行為をさせ ること

経済的虐待:養護者又は高齢者の親族が当該高齢者の財産を不当に処分することその他当 該高齢者から不当に財産上の利益を得ること。

厚生労働省高齢者虐待防止の基本としてPDF方式に詳細が記載されています。文中の下線が引いてある所をクリックると厚生労働省の取り決めた高齢者虐待防止の基本のURLを張り付けておきますので是非ご覧ください。

再度トイレ介助の基本の一丁目一番地は、拒否や抵抗が強い利用者は認知症の利用者に多い傾向があるので、なぜトイレに行きたくないのか?トイレに来てくださるような案内は適切にできているか?などをアセスメントとモニタリングを行い実践する事が大切です。

まだまだ排泄介助については記事にしなければならな事が沢山あるので、次回はよくある質問と回答、下痢が起こる原因について深堀していきます。
ご完読ありがとうございました。

一番下のにほんブログ村のバナーをポチっとしていただけると日本中沢山の人にこのブログを見ていたける事ができます。
ご協力お願いします。

トイレ介助とオムツ交換のコツ 01

新人介護職員さんに読んでほしい記事です。
この記事を読むことによって、いち早く先輩職員さんとの人間関係が構築されます。
この記事は教科書や参考書に載っていない、リアルな老人施設介護の内容を新人職員さんに出来るだけ分かりやすく言語化して記事にしています。
Twitterをやっています。フォローしていただけると泣いて喜びます。

twitter.com



食事と同じく排泄は人間として生きてくには大切な事です。
トイレ介助やオムツ交換などは羞恥心を無視する事無く、人間の尊厳を気づ付ける事無く介助による排泄行為が利用者にとって苦痛にならないように最大限の配慮を行いましょう。

尿や便の状態で分かる健康状態
便秘とは何日便が出なかったら、便秘というのでしょうか?
一般的には3日以上排便がなかった場合便秘と言われています。

便秘にならないための対策方法として

マグネシウム、鉄分などを含んだ食品を食べていただく。
あおさ、わかめ、バジルなどに多く含まれています。
お味噌汁にわかめを入れ、あおさをふりかける事によって摂取する事がしやすくなります。
お好み焼きやたこ焼きなどを提供する際に、あおさや青のりをふりかける事も効果的です。

最も重要なのは食物繊維の多い食物をとっていただく。
食物繊維は大きく分けて水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類に分かれています。
水溶性食物繊維は便を柔らかくして排泄を促す効果と善玉菌を増やす効果があります。
不溶性食物繊維は便量を増やす事と大腸のぜん動運動を増やす効果があります。

水溶性食物繊維を多く含む食品はひじき寒天、のり、わかめ、昆布、もずく、めかぶ、モロヘイヤ、オクラ、こんにゃく、じゃが芋 里芋 長芋、いちご、みかん、アボカドなどです。

イモ類、キノコ類に不溶性食物繊維は多く含まれています。
イモ類は腸管内で醗酵し、ガスを発生させやすい食材です。
一見、便秘解消とは真逆の効果を想像しますが、大腸を刺激するという意味では便秘解消に期待ができるでしょう。

キノコ類は腸のぜん動運動を活発にして、便を押し出す効果に期待ができます。キノコ類は肥満や動脈硬化・糖尿病予防にも役立つ食材といわれているので、健康志向の方にもおすすめです。汁物や炒め物・煮物などさまざまな調理方法で料理できる点も嬉しいポイントでしょう。

バナナも便秘予防効果が高い食品として取り上げられる事があります。
バナナには不溶性食物繊維が水溶性食物繊維よりも多く含まれています。
水分と一緒に召し上げっていただく事で便秘予防の効果になります。

続いてオリゴ糖を含んだ食品です。
オリゴ糖には腸内の善玉菌を増やす作用があります。
腸内環境を整えながらミネラルの吸収を高めて便通を促す効果に期待ができます。
オリゴ糖は玉ねぎ・アスパラガスやハチミツに多く含まれています。
味噌や醤油などの発酵食品にも含まれているので、積極的に料理に活用していきましょう。効率的にオリゴ糖を摂取したい方は、砂糖の代わりに甘味料として使う方法もあります。糖分は腸管内で醗酵しやすく、大腸運動を高めるといわれているのできちんと摂取したい栄養素です。

栄養学が主になってしまう所でした。
後に栄養学として記事にしますのでこの中に必須アミノ酸たんぱく質などを加えていきます。

便が出ないという事は、腹痛に繋がり、発熱もしてきます。
お腹が張って活動意欲も思考状態も低下します。
なのでスッキリ、気持ちの良い排便をしていただくために食事を楽しんでいただく事から便秘予防に効果的な食品を食べていただくことによって自然排便を促す効果がある事を知っておきましょう。

ラキソベロンなどの排便誘発剤は使い過ぎると、腸がゴムチューブやストッキングのように腸が伸びてしまい腸のぜん動運動が極端に行われなくなり、以降ラキソベロンで排便を促さないと排便できなくなってしまうという学説もあります。
排便誘発剤は最後の手段として、習慣付けしないように事前排便を促すような食品を食べてもらう事、身体を動かしてもらう事、話したり歌ったりお腹の筋肉を使ってもらう事、水分を飲んでもらう事が必要です。

続いて、尿に現れる健康状態です。
尿色が濃い場合(濃い黄色やオレンジ色)は、水分摂取状態が少ない事、脱水症状が起こっている場合があります。
血尿の前兆現象という事もまれにあります。

血尿は悪性腫瘍や結石、膀胱炎や腎臓の内科的な疾患など様々な事が考えらえます。
排尿が終わったら直ぐにバイタル測定を行い、利用者の意識状態も確認してください。
可能であればタブレットやデジカメで便器内の尿の状態を記録しておきましょう。
そして、リハパン、パット類などもビニール袋に分けておきましょう。
看護師がいる場合は直ちに連絡をして撮影記録した画像を見ていただき、リハパンやパッドを見ていただき、利用者本人の状態も確認してもらいましょう。

特に女性利用者の場合は膀胱炎や尿道炎になりやすいので、トイレットペーパーで陰部をきれいに拭き取る事が大切です。

排尿を飲み物として、コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを含む飲み物が有効です。
便の時と同じように自然排尿をしていただけるように積極的に飲んでいただくようにしましょう。

排尿困難になってくると、身体の浮腫みが目立ってきます。
特に手や足の指先にまず現れ、手や足の甲に拡がっていきます。
浮腫みが酷くなることによって、肺に水がたまったり、身体に溜まった水分で心臓や肺や気管が圧迫されることが原因の呼吸困難など様々な体調不良症状が出ますのでこまめな観察が必要です。

上記が便や尿のから見る健康状態を大まかにまとめてみました。
尿や便から健康状態をみる事は介護職員のトイレ介助やオムツ交換の時にしか見れない貴重な時です。
意識をして介助を行ってください。
まだまだ長くなりそうなので、まず便や尿のから見る健康状態を記事に残し続きを記事にします。
ご完読ありがとうございました。
一番下のにほんブログ村のバナーをポチっとしていただけると日本中沢山の人にこのブログを見ていたける事ができます。
ご協力お願いします。

老人介護 口腔ケアの重要性

新人介護職員さんに読んでほしい記事です。
この記事を読むことによって、いち早く先輩職員さんとの人間関係が構築されます。
この記事は教科書や参考書に載っていない、リアルな老人施設介護の内容を新人職員さんに出来るだけ分かりやすく言語化して記事にしています。
Twitterをやっています。フォローしていただけると泣いて喜びます。

twitter.com


皆さんは歯が痛い時、食事をいつも通りに食べれますか?
歯に激痛が走った時に冷静でいられますか?
僕は利用者を最期の時まで看取りをさせていただいた事が数えきれないほどあります。
その時に考えるが最後の食事楽しくおいしく食べれたかな?
看取りの宣言がでたら出来るだけ最期まで食事を口腔摂取させてあげたいなと考えます。
今回は口腔ケアを掘り下げて考えていきます。


口腔内が虫歯や口内炎などによって荒れてしまうことによって、食事意欲の低下、BPSD症状の出現、食事摂取できない事による栄養不足からの活動意欲低下、身体機能(以下ADL)の低下、不眠、など利用者にとっても職員にとっても様々な負担がかかります。

認知症の利用者は痛みを上手に伝える事ができない事もあります。
なるべく定期的に歯科検診を行う事で、虫歯の予防、治療を行ってくれるので口腔内の清潔も保つことができます。

口腔ケアは基本的に食事の後に行っていただく事が多いです。
食事後の歯磨きは30分過ぎてから行わないと歯が溶けてしまいますよという事を歯医者さんがテレビで仰っていたらしいのですが、最近僕が偶然Yahoo!ニュースで、食後の歯磨きはいつ行えばよいのか?という記事に出会いました。

その記事に載っていた歯医者さんの見解では、食直後に歯磨きをしても全然構わないという事でした。
僕が納得したのは、認知症の利用者は口腔ケアを嫌がる時があります。
その時に食物残差が残っていたら、誤嚥や窒息の危険も高まります。
歯医者さん的には早いうちに食物残差を取り除くことによって、上記の危険性は低くなり更に口腔内を酸性にしている事が虫歯や歯周病に繋がるので、食直後の歯磨きを推奨されていました。

そして口腔ケアを嫌がるという事は、口腔内に異常があるという仮定を立てる事ができます。
口を開けていただいた時に口腔内をチェックす事によって異常を発見し、対策を考え、対応ができるという口腔内異常の課題解決に繋がります。
認知症利用者や発語ができない利用者の口腔ケアは特に観察が必要になります。

自分で歯磨きができる利用者には、なるべく最初から最後まで見守りだけで行っていただく事によって、認知機能の低下を防いだり、ADLの低下を防ぐ事ができます。
ただし、最後に磨き残しがないかチェックする事忘れないようにしましょう。
歯ブラシの毛が開いてきたら交換のサインです。
前もって家族に予備の歯ブラシを1本用意してもらう事も必要です。

口腔内の異常は利用者のみならず、私達介護職員も気を付けていかなくてはならない課題です。
口腔内に異常が出た時は生活の質(以下QOL)が落ち、思考力も低下して思わぬインシデントを起こすことによってアクシデントに繋がる事になるので、日頃からしっかりと歯磨き習慣と正しいブラッシングで虫歯や歯周病予防を行っていきましょう。

歯周病は血管の動脈硬化心筋梗塞脳梗塞に繋がる)や糖尿病の原因を作る事も分かってきました。
我々介護職員も自己管理の一つとして口腔内の健康に投資をしていきましょう。

僕の大好きなプロレスラーであり政治家であり環境保全活動家でもあった、アントニオ猪木氏が遺した言葉で一番有名なのは
「元気ですかー!!!元気があれば何でもできる!!かかってこいこの野郎!!」
ではないでしょうか?
常にこの気持ちを持つ事で、克己心(こっきしん)が生まれ健康な身体こそが一番の財産であり、健康を保つ事によって金銭的な財産を得る事が出来て、人間的な生活を支える柱になると考えています。

僕の好きなホリエモンこと、堀江貴文さんは定期的に歯科受診をする事を推奨しています。
虫歯になってしまえば目の前に美味しい食事が運ばれてきても堪能する事ができないし、虫歯予防で歯医者さんに行く事は徳しかない。つまり自己投資をしている事になると仰っていた記憶があります。

口腔内の清潔を保ち、虫歯や歯周病口内炎を予防する事によって、利用者のADLの維持、QOLを上げる様々な事が良い方向に拡がっていきます。
我々介護職員にも同じ事が言えます。

是非この記事を理解していただき、更にご自身で口腔ケアについて自学する事によって知識が増え介護現場でアウトプットする事により、介護技術の向上に役立てていただければ幸いです。
ご完読ありがとうございました。
一番下のにほんブログ村のバナーをポチっとしていただけると日本中沢山の人にこのブログを見ていたける事ができます。
ご協力お願いします。

そろそろ老人介護施設の業務格差是正をしませんか??

 新人介護職員さんに読んでほしいブログです。
この記事を読むことによって、いち早く先輩職員さんとの人間関係が構築されます。

ぱかせコバルトと申します。
Twitterやっています。
フォローしていただけると泣いて喜びます。

twitter.com



今回は老人介護施設における介護職員の業務格差是正について物申させていただきます。

例として「○○さんはやってくれるけど、○○さんはやってくれない」
という利用者への援助やサービス、職員間の業務実施について深堀していきます。

基本は全職員が均等に業務を行い、利用者に対しても公平に援助・サービス(以下、介助とする)が行われるべきであり、特例がある場合は全職員間で周知徹底を行い業務格差が無いようにしていく事が必要だと考えています。

介護職員の仕事として利用者の介助だけではなく、介護記録や環境整備や物品の補充や洗濯物の回収や配布など多くの業務が存在します。

 

 

 twitter.co

と申します。
Twitterやっています。
フォローしていただけると泣いて喜びます。

今回は老人介護施設における介護職員の業務格差是正について物申させていただきます。

例として「○○さんはやってくれるけど、○○さんはやってくれない」
という利用者への援助やサービス、職員間の業務実施について深堀していきます。

基本は全職員が均等に業務を行い、利用者に対しても公平に援助・サービス(以下、介助とする)が行われるべきであり、特例がある場合は全職員間で周知徹底を行い業務格差が無いようにしていく事が必要だと考えています。

介護職員の仕事として利用者の介助だけではなく、介護記録や環境整備や物品の補充や洗濯物の回収や配布など多くの業務が存在します。

 

全ての業務をタイムラインに沿って確実に丁寧に一つずつ敏速に行う事が求められており、敏速に業務が処理できていない場合は、利用者を置き去りにする業務主体の仕事になってしまい、利用者の意欲低下からの介護拒否、BTSD症状を引き出す要因となり現場は混乱してしまいます。
更にコロナ禍が終焉を迎えている今後は利用者の家族が以前のようにユニットやフロアに面会に来られる事になるでしょう。
その時にタイムラインに沿った業務ができていないと、面会に来た家族の対応に支障が出てきてしまいます。

家族が見ている所として、
職員が利用者に寄り添った介助をしてくれているか?
共同スペースや部屋は快適に清潔に保たれているか?
安心して面会できる環境を作ってもらえているか?
顔や体に傷を負っていないか?
など上記の4点を中心に観察されると考えています。

タイムラインに沿った業務を遂行するにはトラブルの原因をあらかじめ排除した状態で行ってく事が求められます。
トラブルの原因をあらかじめ排除した状態の環境を作る事を、リスクマネジメントと呼んでいます。
実際に現場で働いていらっしゃる介護職員の皆様は、一度はお聞きになった事があると思います。
その上で時間を逆算していく事によって介助と業務をバランスよく終わらせていくスキルが必要になってきます。

介助と業務をバランス良く、タイムラインに沿って行っていくためには、初心を常に忘れない事が大切です。
自分がこの介護という仕事をしようと思った気持ちをもう一度思い出してみてください。
僕の初心は
利用者に安全で安心な介助を提供する。
施設の理念に基づいた介助を提供する。
常に知識や技術のアップデートを行う。
の3点が基本です。

仕事上で悩みがある場合は上司に相談するようにして、自分の仕事に対しての悩みを解決していきましょう。
悩みのある中で仕事をしていく事で、心身に不調が現れて仕事を休職するなど生活に支障が出てしまいます。
まずは悩みの原因を書き出して客観視できるようにする事が必要になります。

その悩みに名前を付けてみましょう、例えばナヤミンと名前をつけてナヤミンが出現してくる前はどのような場所で、
きっかけは?
どのように感じましたか?
ナヤミンが出現しました。
その時の気持ちは?その時にいた場所は?
ナヤミンを退散させるのは、出現する前の段階の気持ちと出現した時の気持ちと場所を把握して書き出し、客観視する事が大切です。
その気持ちが物理的に自分で解決できない場合に相談をする勇気が必要です。
その相談する勇気を持ってナヤミンを退散させなければ問題解決はできないと覚悟を持ってください。

自分の身は自分でしか守る事はできません。
承認欲求が強くなってしまうと、他人軸で仕事をする事になってしまい、更に言えば自分の課題は他人は解決しくれません。

自分の課題が発見出来たら、課題解決までの過程を箇条書きで分かりやすくい表現で簡単に説明できる事をしてみましょう。
これを課題の言語化と言います。
全ての事において言える事ですが、悩みの解決、新人教育、子供のしつけなどは言語化して伝える事で、相手に理解をしてもらう事ができます。
あの人は察してくれている。
と他人に期待する事、他人をコントロールする事は余程の心理学を学んだ人ではないと無理と断言します。
他人に期待する事や他人をコントロールしようとする事は、催眠術をかけるのと同じ事なのです。

再度伝えますが、自分を守る事は自分でしか守る事はできません。
他人に期待するのはやめましょう。
他人をコントロールしようとすることはできません。
他人はあなたには、ほとんど興味がありません。

他人が何か理不尽な事を言ってきた場合の対処法は、聞き流す事とメモを活用して、いつ、どこで、誰に、何を言われ、どのような気持ちになったか?
を必ずメモしておきましょう。
もしパワハラ裁判などを起こす場合にメモは重要な証拠になると認められる判決が多数出ています。
上司に相談する時も大切な証拠となります。

僕はメモをする事を習慣付けしてので、ポケットにはいつも小さなメモ帳とボールペンが入れてあります。
何かあった時に上記のようにいつ~をメモしたり、アイデアが湧いたら忘れないようにメモをして記録を残します。
そしてメインで活用している手帳兼スケジュール帳に転記するようにしています。
そのスケジュール帳を見れば日記も書いているので
何が起こったか?
何を終わらせたか?
課題を発見したので解決までの過程を作ろう。
悩みができたので記録しておこう。
などスケジュール帳に上記の事や、嫌な事があった時に感情的な言葉を書いてあったりと自分の情報が一元化されています。
なので僕が家の中でぶっ倒れていたら、手帳を直近の事からさかのぼって読んで欲しいと家族には伝えてあります。
身体の調子が悪い時は、血圧や脈拍や体温が記入してあります。
便秘気味の時には何日便が出ていないと日記欄に書いてあります。

課題発見と課題解決に向けて行う事は、
書き出して客観視する事。
書き出すことで言語化できる事。
言語化できたら、もっと簡単な表現方法に変えてみる。
その言語化できた事柄を課題解決の過程に優先順位をつけて埋め込む事。
埋め込みができたら実際に行動して解決へ向かっていく事。
これだけでも、かなり人生を明るい未来へ向かわせる事ができます。

介護職員の業務格差の是正を行うには、業務格差を減らして行くための教育、指導、指示、研修を行う事によって改善されていきます。
カンファレンスの際は積極的に課題を発表できるようにして、職員同士で課題を共有してアセスメントとモニタリングをして業務負担が均一になるようにルールを作り、それを守っていく事が継続されて行かなくてはならないのです。

このような業務格差の是正を行う事によって、離職率も少なくなり、利用者にもなじみの関係で、職員間でも敬意を持ったコミュニケーションをしていれば必ず良い施設は作られ、賃金アップを訴える事ができます。
まずしっかり自分の足元を固めて、自分達のやるべき事をやって課題を解決して利用者にも家族にも、更に信頼される集団を作ろうではありませんか。

あきらめたらそこで試合は終了だよ。
病気を治すんじゃない、病人を治すんだ。
好きな漫画で意識を駆り立てられた言葉です。
ご完読ありがとうございました。
一番下のにほんブログ村のバナーをポチっとしていただけると日本中沢山の人にこのブログを見ていたける事ができます。
ご協力お願いします。

 

新人介護職員さんへのアドバイス 06

新人介護職員さんに読んでほしいブログです。
この記事を読むことによって、いち早く先輩職員さんとの人間関係が構築されます。
このブログは教科書や参考書に載っていない、リアルな老人施設介護の内容を新人職員さんに出来るだけ分かりやすく言語化して記事にしています。
Twitterをやっています。フォローしていただけると泣いて喜びます。



twitter.com
今回は食事介助についての記事になります。
前々回の記事は食事提供の際に気を付ける事を記事にしました。

食事介助を行う利用者には嚥下状態( 飲み込み )が悪い方、認知症が進み食事意欲がわかない方、身体状況(手指の拘縮がある)により自力摂取が困難な方など様々なタイプの利用者がいます。

僕が食事介助を行う時に気を付けている事を書いていきます。

配膳を行い箸やスプーンを持ってもらう。
なるべく最初は自分で食べていただけるように声かけをする。
食事意欲が無いようであれば、
「お手伝いさせていただいてもよろしいですか?」
と声をかけて判断します。

配膳をする際に気を付けたいのが、うまく食器を持つことができずに、お膳をひっくり返してしまったりする利用者がいるので必ず確認しながら配膳をすすめます。

必ず座って利用者の目線に合わせ介助します。
席につく際は利用者の横に座ります嚥下状態をのど元を見てしっかり飲み込めたかを確認するためです。
複数人を一人で介助する場合は特に横に座り口に食物が入ったら飲み込むまで席を離れないという事が鉄則になります。

何度も記事に書いていますが、食事の際の窒息などで死亡事故があった場合の裁判では、窒息する危険があったにも関わらず見守りや介助を怠ったという理由で有罪判決を受けてしまう介護職員が多くなってきました。
この事態は大変由々しき事態で裁判の前例ができてしまった事により、誤嚥性肺炎で入院を余儀なくされ死亡とまではいかなくとも介護事故だと認定されて仕うケースでの裁判で施設と介護職員が刑事告訴され有罪判決を受け、民事裁判で損害賠償請求をされるケースが多くなってきたように思います。

なので利用者の命を守るためにも、自分を守るためにも安全第一の気持ちを持って食事介助をしましょう。
「この人が食べている間にこの人を介助してよ」
と、キラキラ介護士やお局に言われてしまう事があるかもしれませんが受け流していきましょう。
事故があってもキラキラ介護士やお局さんは、守ってくれません。
守ってくれないどころか、むしろあなたを責め立てる事でしょう。

僕が一人で食事介助を複数人行う場合は、食介が早く終わるであろう利用者から順番に終わらせていきます。
あとは、早めに食べていただかないと座位保持困難で食べ疲れしてしまう利用者さまも早めに介助して食べていただきます。

まずはお茶やみそ汁、スープなどの液体を飲んでいただき、口の中を潤して飲み込みがしやすいような口内環境を作っていきます。
その後「どれから食べますか?」と聞ける利用者は食べる物を選んでいただき介助します。
選べない利用者に関しては、一つのおかずを一気に全部食べさせる事をせずに三角食べといって、主菜と副菜を交互に食べていただき食事の楽しみを味わっていただく事にしています。

先輩職員の中にはご飯の上におかずや、みそ汁を全部乗せて○○丼と言って食介をする人がいますが、ご家族がみたらどう感じるでしょう?
「あんなにぐちゃぐちゃなご飯食べさせられてる」
と悲しみや怒りを憶えるご家族もいるでしょう。
なので自分たちが食べるように好きな物から順番に主菜と副菜を交互に食べてもらうように介助していきましょう。

介助しているうちに口元が汚れてしまったりした場合は、かぶれの原因にもなるのでティッシュペーパーやおしぼりなどですぐに拭き取ってあげましょう。
口元が汚れている事で、それが気になり口を開けてくれない利用者もいるので気を付けていきましょう。

食事が終わったらお茶など水分を飲んでもらい、口の中にある食物残差が口腔ケアの前になるべく少なくなるように介助しましょう。
食物残差が残っていると、これも誤嚥性肺炎の原因になったり窒息の原因になります。
しっかりと口の中を確認して食物残差が無いようにしましょう。

例外で利用者からご飯の上に副菜を全部乗せてくれという訴えや、一部の副菜を乗せながら食べさせてほしいと言われる利用者もいるので、個人の希望に沿った介助して下さい。

水分提供時の注意点として、トロミ付き指定のある利用者は必ず規定量のとろみ剤を混ぜてから提供してください。
指定がない場合は薄くトロミを付けてから状態を見てとろみを強くしていきましょう。

人工透析を受けられている利用者は医師から1日の水分制限を受けている方もいます。
なので計算しながら、指定された水分量を超えないように提供しましょう。
一口の量もそれぞれの利用者に合わせた量を提供しましょう。

絶対に早く食べてもらって次の業務をしなくてはと強引に口を開けさせて介助しているというより食べさせているという食介は行わないでください。
介護事故の一番多い原因がこの思考です。
安全・安心な食事の時間を提供するように心がけましょう。
ご完読ありがとうございました。