尋常性乾癬と共に生きています

尋常性乾癬と診断されてから早くも15年が経ちました。
最初は段ボール工場で働いていた時、頭に500円硬貨位の赤い斑点が鬼の角の様に2か所左右対称に出ました。
痒くもないし当時は坊主頭だったので職場のおじちゃんやおばちゃんに
「ツノでも生えてくるのか?」
と冗談を言われて
「すぐ直りますよ」
と言って1年。

治るどころか頭全体に斑点が広がっていきました。

看護師をしていた妻に聞きました。
「皮膚科の事までは分からないから病院に行けば?」
と促され皮膚科を受診しました。

最初の診断名は
「仕事で帽子を被っているので、かぶれですね」
ステロイド薬を処方してもらい、
「帽子もこまめに洗って下さいね~」
ってな感じで終わったのです。

…2週間ほどすると一旦は赤い斑点は消えますが、物凄い痒みが出て来たので薬の仕業ではないかと疑い再度病院受診をしました。

「痒み出るなら違うお薬出しますね~」
とまた違うステロイド剤を処方されたのです。

当時の段ボール工場の仕事はかなりストレスのたまる内容でした。

係長が現場のボスでとにかくスパルタ(;'∀')
残業をさせない為にサービス前残業を強制させられていました。
当時何で言い返さなかったのだろうと回想しますが、
「これを乗り越えたらお前には俺の後継者にしてやる」
と、上手く言いくるめられていました。

朝は8:15から仕事が始まるのですが僕達の担当する機械は4人1組で作業していくのですが、僕以外は全員8:00過ぎてからの出社で係長に
「はかせは6:30頃来て、機械の暖気運転とインクと糊の準備して」
と言われるがままに行動していました。

仕事内容は一枚の段ボールシートから輪転機で印刷をして木型で型を抜いて糊で段ボールをくっ付けて指定された枚数をロープで縛る。
という工程を1つの機械で行える機械のオペレーターをしていました。

まずは入社してから先輩は3つ下のうだつの上がらないヤンキー上がりの人でとにかく動かない。
発注先ごとにインクの入れ替えや印刷ラバーの取り換えがあるのですが、
入社時の説明では先輩オペレーターと協力して行っていくと言われたのですが、入社後は全部覚えないといけないから1人でやってと言われ最初は
「さすがにそうだよな…早く機械の仕組み覚えて迷惑かけないようにしなくちゃ!!」
と自分を鼓舞していたのですが何か月たっても協力がないので、
「入社前に発注品の入れ替えの時はオペレーターと二人でやるって聞いたんですけど」
と先輩に言ったのですが完全に無視され…
係長に告げ口をしたのか呼び出されて
「俺達がコンビを組んでた時はもっと大変だったし、今の仕事内容なら1人で出来るはず。何でそんな事も素早く出来ないの!?」
と恫喝されてしまいました。

そして機械が動き始めるともう一人運動会です。
段ボールシートをコンベアに適量乗せながら、次にやる発注品の確認と印刷ラバーの準備に寸法確認。
機械に乗せる時に崩れないように階段状に段ボールシートを乗せ換える。
インクの濃度を確認しながらインクが濃くなり過ぎないようにボタンを押して水の注入。
今流している品物が終われば、印刷ラバーを外して印刷ラバーを次の発注品に付け替える。
インクの交換が必要であればその前にインク交換をして、次の段ボールシートを乗せて…と書ききれないくらいの作業を約3分以内に終わらせてという内容の仕事が午前午後と4時間ずつありました。

係長が残業がしたくない人でしたので僕はその考えに賛同しましたが、
僕一人は前残業給無しの定時上がりでしたので実質毎日1.5時間の残業をしていたことになります。

さすがに納得がいかないと係長を飛び越えて課長に相談に行くのですが、
「現場は現場で仲良くやって(*'▽')」
と中々のお気楽な回答っぷりにストレスは溜まっていくのでした。
そんな時に頭に赤い斑点が出来始めたのです。

次第にヘソや耳たぶに、かさぶたの様な角質層が出来始めてきました。
そして今度は爪が変形して、まるで爪白癬の様になったので急いで病院に行って診てもらいましたが尋常性乾癬は爪にも症状が出るらしく医師に

「爪はどうしょうもないねぇ~」
と言われ耳とヘソは処方されている薬を塗ってくださいと言われました。

その時に医師に言われたのは
「完治が難しい皮膚疾患なので上手にお付き合いしていきましょう」
とだけ言われました。
当時はmixiが始まったばかりで招待を受けて始めてすぐに乾癬のコミュニティを見つけて情報交換させてもらっていたのですが、
あれはダメこれもダメとコミュの人間関係が荒れ始めてそのコミュを抜けて一旦病院に通うのを止める事にしました。

ステロイド剤の副作用でしょうか身体の異常な倦怠感に襲われて仕事を休みがちになってしまっていたのです。
係長からはそんな薬捨てちまえ!!
などかなり激しい恫喝を受けて妻に相談したら
「辞めちゃいなそんな所」
の一言で段ボール工場を辞める事になりました。

そして以前のブログにも書きましたが妻と色々あり離婚する事になりました。

うつ病にもなりました。
そのストレスからか今度は頭からフケのような角質が異常なほど落ちてくるようになりました。

そして2回目の離婚をする頃には、おでこにまで赤斑は下がってきており、鼻の周りや、まぶた周辺にもポツポツと赤斑が散っていました。

インターネットで調べますが治療費が高額な事に加え、僕のうつ病が酷くなり就業困難になり、更に父が慢性骨髄性白血病になるといういくつもの事が重なり脚にも壊滅的な赤斑が出来てしまいました。

さすがにヤバいと感じてまずは知識を得ようと図書館に行き司書さんに相談をして尋常性乾癬の本を探してもらい2冊あったので両方とも借りました。

そこに乗っていた内容は詳しくは書けないのですが、治療法として温泉療法で治療の効果が出ている人がいる。
との内容だったので画像に貼ってある湯の華をアマゾンでポチって購入しました。↓
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入浴方法は5分入浴して3分身体を冷ましてから5分入浴を合計20分以上になる様にする。
という至って簡単な入浴方法でした。

しかし購入したのが真夏の盛り…
微温湯で入るとの事でしたがお湯をぬるくしても外気が暑く、のぼせやすい僕はこの夏の温泉治療をあきらめて9月になって少し気温が下がってから温泉治療を再開する事にしました。

再開したら様子をブログに書いて行こうと思います!!
って事でブログ再開しました(/ω\)

今後ともよろしくお願いいたします。

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はかせコバルト@ギタリスト

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