凶器を楽器に持ち替えよう運動 その7
ダイヤモンドホールにてティーンズミュージックフェスバル(以下ティーンズと表記)のセミファイナルが行われ開会式も終わり後は本番を待つだけとなりました。
このティーンズのセミファイナルは自分のバンド人生において、ギターを弾き続けるか辞めてしまうかの最大の岐路だったと思っています。
その為このセミファイナルの章は少し長くなっていますがご容赦ください。
最初のバンドからいきなりテンション爆上げで超盛り上がりました。
それで僕達のバンドのテンションも一気に上がり何故か他のバンドの皆さんに交じって何度も円陣を組んでこのセミファイナル自体を盛り上げようと出演者一体になりました。
その時にまだ演奏もしていないのに感動して泣きそうでした。
そうなんだよ!!
バンド始めた時の頃から感じていた何かをここで掴んだのです。
ビートルズと一緒の気持ちなんだ!!
お客さんに良い楽曲と良い演奏をパフォーマンスを見てもらえるのが一番のやりがいで、喜びだったという事に他の出演バンドのメンバーさんから言葉ではなく行動で教えてもらいました。
そして今を、この一瞬を全力で生きてるという実感から生まれて今までの事が走馬灯のように頭によぎりました。
家族への感謝、友達への感謝、そして興味に来ていただいているお客さまへの感謝がとめども無くあふれ演奏前から号泣していました。
その点ドラムのM君は小学生の頃からの同級生でマーチングバンド部で全国大会に出場したこともある猛者なのでリラックス方法を教えてくれました。
ただイメージ―する…
演奏している場面…演奏が上手くいって観客に手を挙げて応えている場面…ひたすらそれをイメージするようにアドバイスをもらいました。
それからメンバーは演奏が来るまでただひたすら目を閉じてイメージしました。
そして出番がやってきました。
もうイメージどうりの世界でした。
会場の音も聞こえてこないひたすらに演奏に集中して観客をみて身体を動かす。
そして気付いたころには演奏も終わりMCのお姉さんとお話をしていました。
目標としていく音楽は?
との問いにバンドのリーダーとして60年代~70年代の古き良き音楽を90年代のロックなりポップスなりの音楽に再構築していきたい。
MCのお姉さんは
「という事はミスチルや、スピッツのような世界観のあるジャンルですね」
となかなか的外れな事を言ってくれたのですが、他のメンバーがそれを誉め言葉だと勘違いしてくれて今後のバンド運営に大きな溝が出来たのもこの瞬間でした。
結果は見事セミファイナルも突破して今度は愛知県ファイナルに進む事になりました。
僕の中ではここまで勝ち進めただけでも最大の喜びでしたが、更に大きな評価をいただいた事により、頭をぶん殴られた様な衝撃が走りました。
まだまだこんなもんじゃない!!
ここまで来たら全国大会出場だ!!
とかなりの興奮状態で家路に着きました。
次回はファイナルに向けての葛藤。
本格的なライブ活動に入る。
を書いていきます。
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